よくあるQ&A


Q1.御影石と大理石ではどちらの方が高いですか?

40cm角や30cm角といったいわゆる規格材で比較してみますと御影石の方が比較的安価な種類が多いようです。そのほとんどは中国産御影石です。また、一概に大理石の方が高いとも言い切れません。

Q2.大理石はなぜ外部に使用できないのですか?

大理石の多くは風雨に晒されますと、表面のツヤが失われ、汚れが染み易くなります。御影石と比較しますとその性質上、風化が早いので通常は外部には使用しません。どうしても外部で使用したい場合、撥水処理を施して強引に使用することもありますが結局その効果も永久的ではありません。


Q3.リフォームなので、できるだけ薄い石を貼りたいけど・・・?

通常、国内メーカーが扱う規格材で、30cm角の御影石・本磨き仕上げで厚さ10mm、バーナー仕上げは12~13mmです。40cm角では本磨き仕上げで 12~15mm、バーナー仕上げで13~15mmです。それらのサイズを超えると特注サイズとなり、20mm、25mm、30mm・・・というように厚くなります。表面積が大きくなりますとそれだけ割れやすくなったり、反りが生じたりしますので最低限の厚さが必要になります。

Q4.石工事に掛かる費用はどれくらい?

石材の金額の他に、施工代、工場加工費、副資材(石を貼る為の消耗材料)、現場管理の為の経費、梱包搬入費などが掛かります。通常は壁よりも床の方が安価です。また施工難易度(現場の状況)により施工性、材料歩損(材料を無駄にする量)に差が出ますので、その都度の御問合せ、御見積もりをされた方が間違いないです。


Q5.石を貼るための下地は?

石と最も相性が良い下地は床でも壁でもコンクリートでしょう。対照的に好ましくないのは木です。床の場合、振動、たわみにより目地が割れたり石が剥離したりし易いです。タイルのように圧着張りをしますと表面がきれいな平らになりにくく、通常は石の場合、タイルのような圧着張りは避けます。壁の石張りに使う専用ボンドを使って貼る場合もありますが、この方法はボンドをダンゴ状にして点付け張りをしますので、石と下地の間に空隙ができ、歩行などで空音が感じられたり、最悪の場合は石が割れてしまうこともあります。石は堅固な仕上げ材料ですので、その下地もやはり堅固なものでなくてはなりません。